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予防の考え方
毎日きちんと歯磨きしているつもりでも、磨き残しがあったり歯みがきだけでは汚れを取り除けない部位が存在します。その部位が人によってさまざまです。そこで、ホームケアにプラスして利用したいのが、歯科医院でのプロフェッショナルケアです。 健康な歯をキープするために、またより白く輝く歯を手に入れるために、プロのアドバイスは欠かせません。
当院では歯周病にならないように、歯周病にかかってしまった人はこれ以上悪化させないために歯周病治療に力を入れています。また虫歯に関しても出来てしまった虫歯を削って詰める治療中心の診療から、定期的なメンテナンスを導入した予防中心の診療を行っております。正しい知識を身に着け、定期健診を心掛けるようにしましょう。
メインテナンスの重要性
なぜメインテナンスをすることが重要なのでしょうか?
メインテナンス群
- 最初の2年間は2ヶ月毎のメインテナンス
- その後4年間は3ヶ月毎のメインテナンス
- 内容:染め出し、TBI、口腔内清掃、PTC
非メインテナンス群
- 年に一回歯科医院にて口腔内check
- 問題が見つかれば治療
- 口腔衛生指導も含め、予防処置は6年間なし
一人当たり平均う蝕発生歯面数(6年間)
年齢群 | メインテナンス群 | 非メインテナンス群 |
---|---|---|
35歳以下 | 0.2 | 7.4 |
36歳〜50歳以下 | 0.2 | 5.4 |
51歳以上 | 0.2 | 4.2 |
4mm以上の歯周ポケットの分布
メインテナンス群 | 研究開始時 | 6年後 |
---|---|---|
35歳以下 | 3.5 | 0.4 |
36歳〜50歳以下 | 8.3 | 0.2 |
51歳以上 | 8.4 | 0.6 |
非メインテナンス群 | 研究開始時 | 6年後 |
---|---|---|
35歳以下 | 2.2 | 7.6 |
36歳〜50歳以下 | 6.6 | 11.7 |
51歳以上 | 10.6 | 18 |
上記の図にある通り、世界では研究の結果としてメインテナンスを継続して受けられている方とそうでない方は虫歯になってしまう確率、歯周病が悪化する確率が高くなってしまうということが発表されています。スウェーデンなどの予防先進国では90%以上の方が予防のために歯科医院にメインテナンスに通われていますが、それは通わなければ自分の歯が悪くなることを知っているからなのです。このような理由から当院では予防のためにメインテナンスを受けていただくことをお勧めさせていただいています。
当院での予防歯科
現代人の30歳以上の成人の約80%、40歳以上だと日本人の90%以上がこの歯周病にかかっていると言われ、歯が失われる原因の第1位になっています。しかし歯周病は気付かないうちに進行するため歯医者さんに行った時には手遅れになってしまっている事もあるのです。当院では歯周病の早期発見、早期治療と予防のため、PMTC、歯石除去、ブラッシング指導をおすすめしております。
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歯や歯ぐきの状態をチェックしてもらうことです。
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歯をなるべく残す為に拡大鏡で正確に歯を削りすぎないように、より精密な治療を行うことが出来るようになります。
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スケーラーという器具を使って、歯石を除去すること。歯石を取り除くことで、歯垢がつきにくくなり歯周病を予防することができます。歯石がつきやすい人は、まめに行いましょう。
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PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの頭文字。普段みがけない部分も含めたプロによる歯の掃除のことで、虫歯や歯周病などの予防に効果的です。